【ポストカード】コレクション⑱ 漫画その4

ポストカード

前回に引き続き漫画関連のポストカードコレクションです。
谷口ジロー作品です。

谷口ジロー『事件屋稼業』


谷口ジロー『事件屋稼業』, 1980年

現在世田谷美術館で開催中の「描くひと 谷口ジロー」にて購入したポストカードです。(以下すべて同じ)

『事件屋稼業』は原作を関川夏央が手掛けており、私立探偵深町丈太郎をペーソスとユーモアたっぷりに描いています。

袖のシワ感とか、壁の質感、マニキュアを塗った手など、緻密な質感表現に驚きます。全体のやさぐれ感もいいですし、壁の落書きの斜め具合とかバランスも最高です。
ずっと見ていたくなる絵です。

谷口ジロー『エミネーゴ』


谷口ジロー『エミネーゴ』, 1985年

こちらは未読なので内容をわかっていませんが、構図のすばらしさに惹かれて購入しました。
枕木の横のラインが全体を引き締めていて、とてもかっこいい絵です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

谷口ジロー 描くよろこび [ コロナ・ブックス編集部 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/12/28時点)

谷口ジロー『父の暦』


谷口ジロー『父の暦』, 1994年

谷口ジローの故郷である鳥取県鳥取市を舞台として、折り合いの悪かった父の死をきっかけに、知らなかった父の姿が浮かび上がってくるという物語です。

父親が営んでいた理髪店での家族写真、という絵になっています。家族の絆はゆるぎないように見えるやさしい雰囲気ですが、この後鳥取大火で店は全焼、夫婦の心は通わなくなっていきます。
なお、本作は全12章あり、扉絵はすべて記念写真の体をとっています。家族の物語を振り返るという主題と、主人公の趣味がカメラであることから、そのようになっているのでしょう。

谷口ジロー『孤独のグルメ』


谷口ジロー『孤独のグルメ』, 1994年?

ご存じ『孤独のグルメ』のページがそのまま抜き取られてポストカードになっています。こういう趣向もいいですね。アームロックとかの超有名なシーンではなくこのページをチョイスしているのが渋いです。

次回も引き続き漫画関連のポストカードをご紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました