【展覧会チラシ】2009年下半期 私的ベスト10

展覧会チラシ・目録

2009年下半期の展覧会チラシ蒐集状況

2009年下半期に集めた展覧会チラシは69枚です。以下は開催日付順で、番号は順位ではありません。

「ジョルジュ・ビゴー」(東京都写真美術館)


写真:ジョルジュ・ビゴー「クロッキー・ジャポネ」表紙

文明開化の時代に来日し、日本人の生活を戯画風のタッチで描いたジョルジュ・ビゴーの展覧会です。朝鮮をめぐる当時の日清露の対立関係を描いた「釣りの勝負(魚釣り遊び)」は歴史の教科書にも載っていたので、名前は知らなくても絵は知っている人が多いと思います。

このチラシは発色がよいです!全面に薄いベージュを敷いて、ワンポイントの赤が引き立つようにしています。紙もこだわっているようです。

「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」(東京オペラシティアートギャラリー)


写真:シラ―谷の者、野の者 狼(部分)

現代を代表するアーティストのひとり鴻池朋子の、これが初の大規模な個展です。観客が豊かな想像力を持った「インタートラベラー(異なる世界を相互に往還し、境界をまたぐ人を指す、作家による造語)」となって作品を鑑賞し、地球の中心を目指すという趣向でした。

チラシデザインが複数あり、私はすべて集めきれませんでした。屏風「シラ―谷の者、野の者 狼」の3枚揃いはコンプリートできたのですが、他にもあったはず。

作品を背景に、真鍮色のテキストと濃いグレーの囲みがよくあっています。繊細な作品をうまく印刷で表現できているようです。

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「線のラビリンス・番外編 響きあい、連鎖するイメージの詩情-70年代の版画集を中心に」(目黒区美術館)


写真:秀島由己男 版画集「わらべ唄」より「コマと太郎」、柄澤齊《肖像シリーズ》「肖像Ⅹ ヘルキュレス・セーヘルス」、宇佐美圭司 ポートフォリオ「顔」、日和崎尊夫 詩画集「卵」

1960年代の後半から80年代前半にかけて盛んに制作された詩画集、ポートフォリオなど約40タイトルの版画集を展示する展覧会です。

各作品を大胆に横長に切り取った構図がちょっと不穏な感じで面白いです。

「版画がつくる驚異の部屋にようこそ!」(町田市立国際版画美術館)


珍しいもの、不思議なものを集めて一堂に並べたい、そういった人々のの飽くなき好奇心を満たすべく作られた部屋「驚異の部屋」をテーマとした展覧会です。

版画で書かれた額縁のなかに、今回の展示作品がつめこまれています。真ん中の「人体構造の解剖陳列」の切り取り方はちょっと無理やりな感じもしますが。

「ベルギー幻想美術館」(Bunkamuraザ・ミュージアム)


写真:ポール・デルヴォー「海は近い」

姫路市立美術館が所蔵する、クノップフ、ポール・デルヴォー、そしてマグリットなどに代表されるベルギーの幻想画家たちの作品に焦点を当てた展覧会です。

ポール・デルヴォーの妖しさを、うすいラベンダー色でまとめているのがよいですね。

「ヴェルナー・パントン」(東京オペラシティアートギャラリー)


写真:ヴェルナー・パントン「ファンタジー・ランドスケープ」

カラフルでぬるぬるっとしたフォルムの《パントン・チェア》で有名なデンマークのデザイナー、ヴェルナー・パントンの展覧会です。

パントンのデザインからインスパイアされたロゴ、フォントを使用し、何やら楽しいイメージにしあがっています。プラスチックの使用がパントンの特徴のひとつですが、そういった感触も感じられます。


チケットデザインも可愛かったです!

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「MOTコレクション クロニクル 1945, 1951, 1957―戦後日本芸術を見直す」「アメリカの絵画」「特集展示:岡崎乾二郎」(東京都現代美術館)


写真:岡崎乾二郎「3時12分」

東京都現代美術館が所蔵する作品より、戦後日本美術、1950~1960年代のアメリカ絵画、そして造形作家・批評家の岡崎乾二郎の作品を特集展示したものです。

クラフト感のある紙を使用した抑えたデザインに緑が映えています。実物の岡崎乾二郎「3時12分」はこんなに強い緑色ではないみたいです。

「VITAL SIGNALS」(横浜美術館)


写真:山本圭吾「Hand No. 2」

商業映画でも実験映画でもない、ビデオアートという映像表現を取り上げた展覧会です。

「VITAL SIGNALS」のロゴデザインがすてきです。蛍光緑とグレーの組み合わせがとても美しい展覧会チラシです。

「医学と芸術」(森美術館)


医学・薬学の研究に対し世界最大の助成を行っているイギリスのウエルカム財団のコレクションに、現代美術や日本の古美術作品を加え、医学と芸術、科学と美を総合的なヴィジョンの中で捉え、人間の生と死の意味をもう一度問い直そうという展覧会です。

うちのプリンターの性能の限界で、上の画像では見えていないのですが、実際にはかわいいピンクで縁取られています。いろんな出展物があるよ感が出ており、にぎやかで楽しい展覧会チラシです。
ロウ引き加工が施された紙を使っておりとても高級感があります(詳しくないので間違っていたらすみません)。

「束芋 断面の時代」(横浜美術館)


束芋《団地層》イメージ

現代美術家・束芋が作り上げる、集合住宅の「断面」、人や自然といった生ある物の「断面」などさまざまな世界の「断面」をテーマにした展覧会です。

両観音開きになっており、展覧会チラシの形そのものが「断面」をイメージさせるようです。あえて薄い紙を使用し、裏が透けて見えるのも面白いです。

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次回は、2010年上半期の展覧会チラシ 私的ベスト10をご紹介します。

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