【展覧会チラシ】2014年下半期 私的ベスト10

展覧会チラシ・目録

2014年下半期の展覧会チラシ蒐集状況

2014年下半期に集めた展覧会チラシは103枚です。以下は開催日付順で、番号は順位ではありません。

「江戸へようこそ! 浮世絵に描かれた子どもたち」(千葉市美術館)


写真:一橋斎艶長「新仕立かざぐるま」、菊川英山「子供遊七福神」

公文教育研究会所蔵のコレクションを中心に、子どもを描いた浮世絵約300点を紹介する展覧会です。

タイトルデザインが面白く、子どもの遊び道具が描かれた風車の画もにぎやかです。風車の6面に6人のスター絵師の名前が記されています。

「フィオナ・タン まなざしの詩学」(東京都写真美術館)


写真:フィオナ・タン「リフトLift」

インドネシア生まれ、オーストラリア育ちの映像作家フィオナ・タンの展覧会です。

赤くふんわりとした風船が、白の背景によく映えています。
この作品「リフトLift」で飛行しているのは作家本人。2000年に制作されたこの映像では、飛行が人類の夢だった100年前に想いを巡らせています。フランス映画「赤い風船」にも影響を受けて作られたとのことです。

「あしたのジョー、の時代」(練馬区立美術館)

「あしたのジョー」の作品世界を、原画のほか、アニメやレコードなど同時代の関連資料、寺山修司、土方巽、秋山祐徳太子などの芸術家の活動とともに紹介する展覧会です。

見開きで両面表紙扱いになっており、片側はジョーのアップ、もう片側は「STAND UP, JOE」の文字が大きく掲載されています。
インクの滴がモノトーンのデザインのなかでアクセントになっています。

チケットデザインは、切り取り線がついていてジョーを立ち上がらせることができる仕掛けです。たしかジョーだけでなく力石のバージョンもあったような。

「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 『遠く』へ行きたい」(東京ステーションギャラリー)


日本万国博覧会が終了した翌月の1970年10月、日本国有鉄道が開始した大々的な国内旅行キャンペーン、「ディスカバー・ジャパン」に焦点をあてた展覧会です。

少し細長い判型のチラシで、折り返しがあります。目が目立つ昔っぽい紙が使われています。

金沢を旅する若い女性の生き生きとした写真を使ったポスターの写真がメインビジュアルに選ばれており、ポスターの折り目もそのままで、当時の空気感が感じられます。

「チューリヒ美術館展 ―印象派からシュルレアリスムまで」(国立新美術館)

写真:クロード・モネ《睡蓮の池、夕暮れ》ほか
※実際には縦に長いじゃばらの形状です

スイス・チューリヒ美術館の近代美術コレクションから、印象派、表現主義、シュルレアリスムなど74点を紹介する展覧会です。

2014年を代表する超大型店にふさわしく、展覧会チラシも気合が入っています。縦に長いじゃばらの形状になっており、力強いフォントで画家名と展示作品がちりばめられています。知名度に比例してフォントサイズが大きくなっているのがちょっと面白いです。

裏面では、この展覧会の目玉のひとつであるクロード・モネ《睡蓮の池、夕暮れ》を掲載しています。

「高野山の名宝」(サントリー美術館)

写真左:国宝 運慶《制多伽童子像(八大童子像のうち)》
写真右:国宝 運慶《八大童子像》

高野山の開創1200年を記念して、高野山に伝わる至宝の数々を公開する展覧会です。

当展覧会では国宝・八大童子像が全躯そろって展示されましたが、左のチラシではそのうち《制多伽童子像》のアップが展覧会チラシのメインビジュアルに選ばれています。
鋭くこちらをみつめるまなざしに、やや細くとがっているようなタイトルデザインがよく合っています。

「下北沢クロニクル」(世田谷文学館)


「路地」をキーワードに、下北沢にゆかりのある作家の資料や、下北沢カルチャーを紹介する展覧会です。

開くとA2のポスターになっており、彩度高めで下北沢のさまざまな通りや人、建造物などの写真がコラージュされて、下北沢の熱気を伝えています。私の好きな「ジャス喫茶マサコ」のコーヒーカップも!

見ていて本当に楽しい展覧会チラシです。こういうものに巡り合えるので、展覧会チラシ集めはやめられません。

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「尾辻克彦×赤瀬川原平―文学と美術の多面体」(町田市民文学館)


写真:赤瀬川原平「自画像(スケッチブックより)」

美術家・赤瀬川原平と私小説作家・尾辻克彦という二面をもつ作家の個展です。

方眼紙の上に描かれたようなタイトルデザインが面白く、作家の自画像の印象によくマッチしています。

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「高松次郎ミステリーズ」(東京国立近代美術館)

実体の無い影のみを描いた作品「影」シリーズで有名な現代美術家・高松次郎の回顧展です。タイトルは、現代美術の世界をクールに駆け抜けた高松次郎のミステリーを解明するという意味が込められています。

多岐にわたる高松次郎の作品のどれか一つをメインビジュアルに選ぶのではなく、グラフィックを使用して、ミステリーの解明に向かって進む列車のような、シャープで謎めいたデザインにまとめあげています。

うちのプリンターの性能の限界で、上の写真ではあまりよくわかりませんが、蛍光ピンクのテキスト色がとてもよく映えています。

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「東京駅 100年の記憶」(東京ステーションギャラリー)


写真:宮内幸太郎「中央停車場建築」(部分)

2014年12月の東京駅開業100周年を記念して開催された展覧会です。

モノクロ写真を金で着色しており、年史のような高級感のあるデザインに仕上がっています。

次回は、2015年上半期の展覧会チラシ 私的ベスト10をご紹介します。

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