このページでは柳沢きみお先生『俺にはオレの唄がある』2巻のあらすじをご紹介します。
柳沢きみお先生の基本情報は柳沢きみおについて思うことを、1巻のあらすじはこちらをご覧ください。
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『俺にはオレの唄がある』2巻のあらすじ
第11話 男たちの闘い
次期副社長が斉木常務に決まり肩を落とす金子。それに同情して声をかけてきたまなみ(瀬上の不倫相手)と関係を持とうとするが、金子の体はとうとう限界に達し倒れてしまう。病名は胃潰瘍で、数か月の入院を余儀なくされる。
一方で瀬上は友美とのデートを優先させ大事な斉木派祝勝会をすっぽかす。
ところが肝心の斉木常務は祝勝会の席で心不全を起こし急死してしまう。
第12話 熱い夜
紆余曲折の末、とうとう友美と一夜を過ごし「俺のやすらぎはこの女だった」と思う瀬上。友美は一週間後に瀬上と林、どちらと付き合うかの答えを出すという。
第13話 天国から地獄
斉木常務が急逝し、五十嵐専務が副社長に就任したことで金子と瀬上の立場は逆転した。
一週間後に出る友美の答えまで気が気でない瀬上にとって、隣人の野島との語らいは唯一の心の支えになったように見えた。友美のことを話すが、野島は「男のやすらぎは女ではない」という。「男は自分の生活が安定したと感じた時 息苦しくなり壊そうとする動物」だとも。
胃潰瘍で入院した金子のもとに見舞いに来るのは部下とまなみだけで、五十嵐派は誰一人として訪れない。そのことに金子は不安を感じていく。
瀬上は前夫の山倉からの告げ口で友美に既婚者だということがバレ、友美から別れを告げられる。
第14話 どう生きれば…⁉
無断外泊が続く瀬上にしびれをきらした妻は会社を訪れ、話し合いの結果夫婦は別居することになる。瀬上はかつての不倫相手のまなみに声をかけるが、まなみは相手にしない。
第15話 少女の出現
五十嵐が副社長になったことにより、元斉木常務派で瀬上の上長である酒井部長(1巻での名前は「吉永営業部長」)は左遷される。酒井部長の送別会で立ち寄ったキャバクラで大学生の綾と出会う。
路上で訳アリの中二の家出娘・初美に出会い、懐かれて家に居着かれてしまう(なんて男に都合がいい存在……こんな中学生は存在しない)。
第16話 妥協
五十嵐副社長は、瀬上が斉木派祝勝会をすっぽかしたことを知り気に入り、体を壊した金子の代わりに瀬上を次長にするつもりだと告げる。こうして瀬上は五十嵐派に組み入れられた。
金子を見舞う瀬上。事情を知らない金子は五十嵐派の状況を問うが瀬上は言い出せない。瀬上は図らずも無所属→斉木派→五十嵐派と態度をコロコロ変える男となってしまった自分が許せなくなる。
金子の代わりに五十嵐副社長の銀座通いのお供が始まる。意外にも、瀬上は五十嵐副社長の性格に惹かれていく。
第17話 揺れ動く
金子は諸々の状況を知り絶望する。瀬上を陥れるために、以前興信所を使って知った瀬上の二重生活を五十嵐副社長に告発する手紙をまなみに託す。
五十嵐副社長は手紙により瀬上の二重生活を知るが、意外にもそんな瀬上が逆に気に入ったという。豪胆な五十嵐の人間性にますます惹かれていく瀬上。これまでにない居心地のよさを感じ始める。
第18話 何かが違う
五十嵐副社長の銀座通いのご相伴を続ける瀬上。
ふと五十嵐は、自分が60歳を過ぎ死が身近になったことを語る。その流れで瀬上が「男のやすらぎ」は何かを問うと、五十嵐はそれを知っているという。瀬上がボロアパートの隣人の野島のことを話すと、五十嵐は「男のやすらぎ」の答えを紙切れに書いて瀬上に渡す。
五十嵐からの紙切れを野島に渡すと「合ってるね同じだよ。キミの副社長もなかなか人生を知ってるじゃないか」と言われる。瀬上はその答えが知りたくてたまらなくなる。
瀬上はホステスの綾と関係を持つが、友美のように夢中になれない。
第19話 倦怠期
瀬上は友美にふたたび会い、必死の説得で二人の仲は復活する。しかし、あれだけ願っていた友美を得たのに、手に入ってしまうと心も体も燃えない自分に気づき瀬上は動揺する。
野島からは、「このアパートを借りたころは反抗期で、いま瀬上くんは人生の倦怠期に入った」のではないかと指摘される。
第20話 終着駅
退院し4か月ぶりに出社した金子は辞表を出した。まるで今の金子はこの前までの俺だと瀬上は感じる。退職金で郊外にバーを開店しまなみと再婚した金子を訪ねる。
居候の家出娘初美とついに関係を持つ(おいおい……)。
相変わらず野島は正体を明かさない。瀬上は野島のことを知りたいと思い、ある日外出する野島をつけてみると、野島は池袋の小さなバーで同年配の男たちと談笑しているだけだった。
ある晩野島は体調を崩し救急車で運ばれそのまま長期入院となってしまった。五十嵐副社長は一度見舞いに行こうと提案するが……。
次のページでは私の感想やその他おすすめの柳沢漫画などをかいつまんでご紹介します。
ネタバレはありません。
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