【読書メモ】パメラ・デ バレス 『伝説のグルーピー』③章ごとのあらすじ(第3章~第4章)

読書メモ

第3章と第4章のあらすじを箇条書きでご紹介します。第1章と第2章のあらすじはこちら
箇条書きがパメラの記述(要約)、【コメント】が私のコメントです。

第3章:アー・ユー・エクスペリエンスト

時代:1968年頃
パメラ:20歳前後

●アイアン・バタフライの唯一のヒット曲「ガダ・ダ・ヴィダ (In-A-Gadda-Da-Vida)」がリリースされた。(1968年)
→【コメント】「ガダ・ダ・ヴィダ (In-A-Gadda-Da-Vida)」は17分超の大作でサイケデリック・ロックの名曲です。この不思議なタイトルは、リーダーのダグ・イングルが”in the Garden of Eden”(エデンの園で)と言ったのが不明瞭でこうなってしまったとのこと。

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●スパーキーという、実は同じ学校に通っていた女の子と仲良くなり、お互いをドールと呼び合うようになった(ドールとは、女囚ものの映画が元ネタの呼び方)。ブッチ、クレオなどレズビアンっぽいあだ名をつけて呼び合ったりもした。
→【コメント】そのケがなくてもレズビアンっぽくふるまうことがオシャレみたいな感覚だったようです。パメラは現在、クリエイティブ・ライティングの講師としても活動していますが、教え子たちをやっぱり「ドールズ」と呼んでいるらしい。

●スパーキーとともに飲酒で逮捕され、6ヶ月の保護観察処分となった。
→【コメント】おイタしてしまったようです。でも、この後本書では警察の厄介になることは意外とありません。

●ヴィトー夫妻とスパーキーは仲良くなった。
●レズカップルの行為ののぞき見をするなどエキセントリックだったヴィトーは、12歳の女の子と関係ができてしまいタヒチに追放処分を受けた。
●ヴィトーの常連だったプエルトリコ女性のルーシーと仲良くなった。

→【コメント】ヴィトーを軸にして交友関係が広がっていきますが、なんと、彼は12歳の女の子と関係して国外追放に。やばいオヤジです。ルーシーもこのあと何回も出てきます。

●アレン・ダヴューに女優活動用の宣材写真を撮ってもらった。
●女優になりたくてエージェント探しに奔走する。自分に演技ができないことを思い知る。

→【コメント】このアレン・ダヴューとは、『E.T.』『太陽の帝国』等の撮影で知られるアレン・ダヴィオーのことでしょうか?彼は写真もやっていたのかしらん。

●ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのベーシストのノエル・レディングに誘われてジミ・ヘンドリックスの映画「Foxy Lady」に出演することになった。
→【コメント】ノエル・レディングはこのあと何度も登場します。このくだりで、この本の原題I’m with the Band(私はバンドと一緒)というフレーズが出てきます。

●ドノヴァンに出会う。
→【コメント】あまり詳しく書かれておらず、ドノヴァンと関係があったのかは不明です。

●サンセット・ストリップに行くのを止め、親友スパーキーとまじめになることを誓う。
→【コメント】こんな時期もあったんですね。まあ誓いはすぐに破られ、セックスとドラッグでドロドロの生活を送るようになるわけですが・・・。

●ラヴのリードギタリストを好きになる。トラフィックの音楽がお気に入りになる。
→【コメント】ラヴはフォーク・ロックのバンド。トラフィックはスティーヴ・ウィンウッドが在籍していたイギリスのバンド。今となってはどちらもググラビリティが低すぎるバンド名。ラブの1967年の発表の3rdアルバム『フォーエヴァー・チェンジズ』は60年代を代表する名盤です。ここでは名前が明記されていませんが、ラブのアーサー・リーのことが好きになったんでしょうか。

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●このころは、おっぱいのことを「ベイリー」と呼んでいた。
→【コメント】へえ。ヒッピーっぽい。

●グルーピー仲間と「今後寝てみたいバンドの男」のリストづくりをする。見事達成すると斜線をひいていった。リストは小型化して財布のなかに入れて持ち歩いていた。ミック・ジャガーももちろんリストに入っていた。
→【コメント】いかにもグルーピーっぽいチャラいエピソード。グルーピー卒業後に、そのリストを手に、映画『舞踏会の手帖』よろしくかつて関係のあった男たちを訪ね歩く旅とかしたら、面白い映画になりそう。

●女友達ルーシーはイタリア人のサンドラと一緒に住んでおり、サンドラと仲良くなる。サンドラはすぐに妊娠して、お腹にペイントを施すようになる。クリスティンという真面目な女の子とも知り合いになった。
●地元の女の子にとって私たちは憧れの存在になり、服装や持ち物をまねされたりした。

→【コメント】このころには、パメラを中心としてグルーピーの一群ができていたようです。地元の女の子たちにうらやましがられるくすぐったさを感じているようですね。

●女友達ルーシーはニューヨークにいたころにフランク・ザッパと仲良くなっていた。ザッパ一家はロサンゼルスに移り住み、ルーシーはザッパ家の家政婦になった。
●当時のザッパ家には、奥さんのゲイルと娘のムーンがいた。ゲイルは教養高い女性だった。
●ルーシーの紹介でザッパ家と親しくなり、自分はザッパ家に入り浸るようになった。
●フランク・ザッパのプロデュースにより、グルーピー・ガールズ・バンド「GTO’s」が結成された。

→【コメント】ルーシーを経由してフランク・ザッパと大接近です。なお、ザッパとの肉体関係はこの書籍には不自然なほど書かれていません。関係してないはずはないのですが、尊敬している妻ゲイルに配慮しているのかもしれません。「GTO’s」を拠点としてこの後パメラは積極的に表現者としての活動を求めていきます。

●スパーキーとともにホワイトプンストという店で売り子のバイトをした。
→【コメント】グルーピーって、ミュージシャンから多少はお手当をもらっているのかと思っていましたが、そうでもないみたいです。

●8歳上のニック・セント・ニコラスと恋に落ち、彼と初体験した。彼は間もなく他の女性と婚約してしまったが、婚約後も体の関係を続けた。
→【コメント】ニック・セント・ニコラスはステッペンウルフのギタリスト。このころパメラは19歳~20歳くらいですが、まだ純潔を守っていたんですね。意外。

●11歳の美少年バート・ベイカーをGTO’sのメンバーで取り囲んだが、彼のお母さんに警戒された。
→【コメント】映画『あの頃ペニー・レインと』で童貞狩りにあう主人公を思いだすエピソードです。肉食だね。

●ルーシーたちとタイニー・ティム宅を訪ねた。彼は変人で、1日に10回はシャワーをあび、やたら香水を耳につける人だった。
→【コメント】一度聴いたら忘れられない独特の声で歌う歌手・俳優のタイニー・ティムが登場です。関係はしていないように読めましたが、どうでしょう。

第4章:ロデオの恋人

時代:1968年~1969年頃
パメラ:20~21歳

●GTO’sがライブデビュー。ミック・ジャガーが見に来てくれてうれしかった。
→【コメント】英語版ウィキペディアによると、GTO’sは1968年12月6日から7日にかけて、ロサンゼルスにて1回だけ公演し、アリス・クーパー、ワイルドマン・フィッシャー、イージー・チェアと共演。ファーストアルバム「Permanent Damage」をリリースしたわずか1ヵ月後に、メンバーの薬物所持による逮捕・拘留で解散とのことです。

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●GTO’sのレコーディング話が浮上。フランク・ザッパがGTO’sについて「LIFE」誌に語る。「Who‘s Jim Sox?」などGTO’sのメンバー自らが歌詞を作りはじめる。
→【コメント】はじめての歌詞づくりにウキウキな様子がうかがいしれます。

●ロドニー・ビンゲンハイマーは自分のアパートの壁にびっしりとロックンローラーとの写真を張り付けていた。おしっこしながらそれらの写真を見るのは楽しかった
→【コメント】第2章に出てきたロドニー・ビンゲンハイマーが久しぶりに登場。なんだか心に残るエピソード。その写真、見たいです。

●スパーキーと、黒人の男の子のことを「コーン」と呼んでいた。差別意識はなかった。
→【コメント】どういうニュアンスなんですかね。性的な隠語なのか?

●グラム・パーソンズに会った。どうしてザ・バースをやめたのか聞くと彼は「自分のやりたいことをやるためだよ」と答えた。
→【コメント】クリス・ヒルマンによると「グラムは僕らとではなく、キースと一緒にいたかったんだよ」とのことですが。

●父親が金を掘り当てられないため、実家は引っ越しするはめになった。新しい家はせまく、モノだらけになってしまいまるで「93歳のモノを捨てないおばあちゃんの家」みたいだった。肝炎をわずらって入院した。
→【コメント】事情がよくわかんないんですが、お父さんは会社をやめてメキシコでの金掘りに専念したということかな。それがうまくいかず借金ができてしまったと。肝炎は心労からなのか、性行為によるB型肝炎なのか。

●ピンク・フロイドにまとわりついていた。
→【コメント】パメラがこれまで付き合ってきたバンドの傾向とは異なるので少し意外。はっきりと書いていませんが、関係は持てたのでしょうか。

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●ノエル・レディングと熱い夜を過ごしたが、やり捨てされてしまった。
→【コメント】とはいえ、このあともノエルとの交流は続いていきます。

●尊敬するフランク・ザッパのことは「フランク」とはどうしても呼べず、いつもミスター・ザッパ、ミスターZなどと呼んでいた。
→【コメント】フランク・ザッパと関係していないはずはないと思いますけどね。

●ローウェル・ジョージと友達になった。彼はやせれば可愛いと思った。
→【コメント】ローウェル・ジョージは1968年から1969年にかけてフランク・ザッパ率いる マザーズ・オブ・インヴェンションにギタリストとして加入。1969年にリトル・フィート結成。

●フランク・ザッパにシンシアを紹介された。シンシアは有名人のチンコを石膏でかたどるユニット「プラスター・キャスターズ」のメンバーの片割れだった。
→【コメント】ナニをかたどってどうのこうの、という話って都市伝説だと思っていましたが、本当にやっていたんですね。・・・なんというか、石膏が固まるまで「維持」するのが大変そう。

●女友達クリスティンとタイニー・ティムの家を再度尋ねると、彼はロビーで泥んこパックをしていて可愛い人だと思った。
→【コメント】奇人ですね。なんだかなごむエピソード。

●女友達クリスティンがお気に入りのアリス・クーパーに会いに行った。クリスティンは彼に夢中になっており、メイクをしてあげたり衣装を作ってあげたりしていた。
●アリス・クーパーはのちに自伝のなかで私たちのことを好意的に書いてくれた。
●クリスティンはアーサー・ブラウンに香水をふったハンカチを投げて、アリス・クーパーにつらい思いをさせた。

→【コメント】アリス・クーパーにメイクを教えたのはクリスティンなのかな。アーサー・ブラウンはイギリスのロックシンガーソングライター。

●フランク・ザッパはワイルド・マン・フィッシャーという頭のおかしいホームレスとレーベル契約しており、パメラをはじめとしたGTO’sのメンバーは彼に近づくのが嫌だった。
→【コメント】フランク・ザッパを尊敬しつつも、彼が集める奇人たちにはひいていた様子のパメラ。

●クリス・ヒルマンはグラム・パーソンズとフライング・ブリトー・ブラザーズを結成した。●クリス・ヒルマンはザ・バーズと名盤「ロデオの恋人」を作った。
●マーシーと一緒にフライング・ブリトー・ブラザーズを観にいった。他の女の子はカントリー・ロックが嫌いだった。
●グラム・パーソンズと友達になった。カントリー・ロックに感化されて、ナチュラルな服装で化粧が薄くなり母親は喜んだ。

→【コメント】クリス・ヒルマンが精力的に活動しています。カントリー・ロックに影響されて地味になり母親をぬか喜びさせるパメラが面白い。

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●GTO’sのメンバーのシンデレラはラス・タンブリンと密かに付き合い始めた。
→【コメント】ラス・タンブリンはロサンゼルス出身の俳優・ダンサー。1966年には日米合作映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』出演のために来日しました。シンデレラとは、結婚までは至らなかったようです。

●GTO’sの意見をまとめるのは大変だった。マーシー、シンデレラ、クリスティンは薬中になり遅刻ばかりしていた。フランク・ザッパに知られないようにするのが大変だった。
→【コメント】自分はクスリには溺れなかったといいたげなパメラ。フランク・ザッパにはメンバーの薬物中毒を隠していたんですね。

●クリス・ヒルマンとグラム・パーソンズがGTO’sの楽屋に来てくれた。
→【コメント】うれしいね。

●「あたしはミック・ジャガーとおねんねして、フライング・ブリトー・ブラザーズと空を飛んで、世界的に有名になりたいの」
→【コメント】当時のパメラの発言。うーん、グルーピー。

●ジェフ・ベック・グループが「シュライン」で演奏するため、めかしこんで観にいった。彼らをフランク・ザッパのキャビンに連れて行って、みんなで楽しくおしゃべりをした。
→【コメント】当時グルーピーが、ミュージシャンとミュージシャンをつなげる役割も果たしていたということがよくわかります。グルーピーと遊ぶことは、ミュージシャンにとってコネクションを作ることにもつながっていたのではないか。

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●GTO’sのレコーディング。ロッド・スチュワートもきた。
→【コメント】ロッドはこの後も登場します。ここでパメラを見初めていたようです。

●シンシアに会いにシカゴにいった。2週間ですっかり打ち解けた。
●シカゴでフリートウッド・マックを見た。ステージのミック・フリートウッドはズボンに穴が開いていて、そこから玉がコンニチワしていて大笑いした。
●シンシアはノエル・レディングと関係したがっていて、以前関係したことがある自分は嫉妬された。
●シンシアからジミー・ペイジの話をきいた。

→【コメント】シンシアは前述の、有名人のチンコを石膏でかたどるユニット「プラスター・キャスターズ」のメンバーです。ミック・フリートウッドのしょうもないエピソード。

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●実家を出ることになった。グラム・パーソンズが写真家のアンディ・コーエンという女性を紹介してくれて、彼女と一緒に住むことになった。
→【コメント】薬中ばかりのGTO’sのメンバーとルームメイトになる気はないパメラ。グラム・パーソンズ、親切。

●クリス・ヒルマンとグラム・パーソンズはフライング・ブリトー・ブラザーズの屋敷で同居していた。クリス・ヒルマンはこの頃には最初の奥さんと別れていた。
●グラム・パーソンズには恋人のナンシーと赤ちゃんのポリーがいて、ナンシーとポリーはサンタ・バーバラで暮らしていた。たまにナンシーとポリーはフライング・ブリトー・ブラザーズの屋敷にくるが、すぐにサンタ・バーバラに戻るという生活だった。
●グラム・パーソンズに誘われてナンシーとポリーに会い、すぐに仲良しになった。
●フライング・ブリトー・ブラザーズのファーストアルバムのHippie Boyでコーラスを歌ってはと誘われ、マーシーとアンディと一緒に行った。そのレコーディングではミシェル・マイヤーというクリス・ヒルマン大ファンの女の子と知り合った。

→【コメント】フライング・ブリトー・ブラザーズ関連の話が続きます。クリス・ヒルマンはもう離婚したんか!グラム・パーソンズの家庭事情が語られますが、もしかしたらこのあたりでパメラはグラムと関係ができていたのかも。
ちなみに英語版ウィキペディアのフライング・ブリトー・ブラザーズの項、詳しすぎ。すごく見やすいメンバーの年表あり。

●クリス・ヒルマンから電話番号をきかれた。デートに誘われて再度関係をもった。
→【コメント】フリーになったクリス・ヒルマンと再燃してしまったパメラ。頑張れ!!

●GTO’sの宣材写真を撮っていたときに、ジョージ・ハリソンと鉢合わせした。
→【コメント】高校時代、ビートルズがハリウッド・ボウルに来た時に追っかけをして以来の再会。特に何も関係はできなかったようですが。

次回は第5章~第6章のあらすじをご紹介します。

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