【ポストカード】コレクション41 だれがかいたの?

ポストカード

有名な画家の作品なのに、一見誰の作品なのかよくわからないポストカードを集めました。
私がわからないだけで、皆さんはすぐにわかるかもしれませんが!

《ボルドー・ワイン》


《ボルドー・ワイン》, 1857年, マルモッタン・モネ美術館

2015年に国立西洋美術館にて開催された「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ -」で購入したポストカードです。

「ボルドー」と書かれたワインの樽の上にボトルと酔っぱらったおっさんの頭がのっかってます。はげ頭にちょんちょんと3本の毛が生えているのがおかしい。サイドに残った白髪はシュークリームみたいです。

この風刺画を描いたのは……クロード・モネです。

《樹》


《樹》, 1892年, 岐阜県美術館

岐阜県美術館の所蔵品です。
非常に精緻に描かれた大木。若い枝が育ち、下部には別の植物がからまっているようです。素描で背景や地面が描かれていないこともあり、普通に木を描いているだけなのにどこか不安な気持ちになる画です。

こちらの画を描いたのは……オディロン・ルドンです。

《鰐のメニュー・カード》


《鰐のメニュー・カード》, 1896年, 三菱一号館美術館

三菱一号館美術館の所蔵品です。
こちらは、画家本人もしくは身内か友人が開いた晩餐会のメニュー・カードでしょうか。踊る男女をからかうワニを描く画家本人。上部に浮かぶのは精子の形をした男?

ワニは画家の同級生であるモーリス・ジョワイヤンという男性を表しているそうです。このシーンは芝居や小説の引用なのか、なんかの内輪ネタなのか。わかる方がいれば教えてください。

こちらの画を描いたのは……トゥールーズ=ロートレックです。

《『海龍』より挿絵》


《『海龍』より挿絵》, 1955年?, ランス市立図書館

こちらは『海龍』という本に描かれた挿絵です。
私は未見なので詳しいことはわかりませんが、はジャン・コクトーが日本について書いたエッセイに、友人である画家が挿絵を入れた限定本とのこと。

なんと美しい線なのでしょうか!!とくに髪の質感描写がたまらないですね。

こちらの画を描いたのは……藤田嗣治です。

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《怪物の夢を見る叔母》


《怪物の夢を見る叔母》, 1888年, ベルギー王立美術館

眠る老齢の女性の周りを、ゆがんだ怪物たちが取り巻いています。西洋的な悪魔というよりは南米の呪術人形のような印象です。色が塗られているのは女性だけで、怪物たちは黒鉛筆のみで描かれています。嫌な、奇妙な味の作品です。

怪物たちの仮面のような顔でピンときた方もいるかもしれません。
こちらの画を描いたのは……ジェームズ・アンソールです。

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次回は青色が印象的に使われている幻想絵画のポストカードの紹介をしようと思います。

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