前回に引き続き漫画関連のポストカードコレクションです。
川崎のぼる『荒野の少年イサム』
川崎のぼる『荒野の少年イサム』, 1971年
2015年に三鷹市美術ギャラリーで開催された「川崎のぼる~汗と涙と笑いと~」にて入手したポストカードです。
『荒野の少年イサム』は、原作を『少年ケニヤ』などで知られる山川惣治が手掛けており、日本人とアメリカインディアンとの間に生まれた少年が、開拓時代の西部で人種差別問題をはじめとしたさまざまな出来事に出会うという内容です。
このイラストは、週刊少年ジャンプ1971年53号の同連載の扉絵のようです。荒涼とした西部の大地に太陽がぽっかりと浮かぶ、印象的な構図です。
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つげ忠男『バルトークの生涯』
つげ忠男『バルトークの生涯』, 1974年
つげ忠男はつげ義春の弟で、1960年代後半から現在までガロ、ワイズ出版などを中心に作品を発表し続けています。この『バルトークの生涯』は単行本『出会ってみたい人』に収載されています。
私は『成り行き』『昭和まぼろし 忘れがたきヤツたち』を面白く読みましたが、本作はまだ入手できていません。
こちらは西荻窪の雑貨店で購入しました。あまりにも印象的なポストカードでしたので、蒐集動機とマイルールで述べた私の蒐集ルール「1. ミュージアムショップで購入すること」を破ってしまいました。
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諸星大二郎『時計台の秘密』
諸星大二郎『時計台の秘密』, 2021年
こちらは2021年に各地を巡回した「デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉」で入手したポストカードです。書きおろし作品です。
うーん、これは妖しい。ちゃんと★も2つ入っていますね。
会場では意外とポストカードが売られておらず残念でした。
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上村一夫『悪の華』『新宿港/歌・桜井京』レコードジャケット原画
左:上村一夫『悪の華 第4話 淫獣博覧会』, 1975年
右:上村一夫『新宿港/歌・桜井京』レコードジャケット原画
2016年に弥生美術館で開催された「わが青春の『同棲時代』上村一夫×美女解体新書」にて購入したものです。
切れ長の瞳の美しい女性を描かせたら上村先生の右に出る者はいません。
とくに肉感的に描かれているわけでもないのに、この色気はどうしたことでしょう。
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次回も引き続き漫画関連のポストカードをご紹介します。
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