私の切手コレクションのなかから、お気に入りのものを紹介します。
植物が描かれた切手です。おそらくトルコに旅行した家族に購入してもらったものです。
トルコの花の切手(1960年)
トルコの花の切手です。左からカーネーション、プルメリア(?)、バラ、チューリップ。
花の色に合わせた背景色が効いています。
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リヒテンシュタインのシダ植物の切手(1992年)
リヒテンシュタインのシダ植物の切手です。渋い。一瞬宇宙生物かヒトデかなんかにみえました。
左からヒリュウシダ属(学名:Blechnum spicant)、チャセンシダ(学名:Asplenium trichomanes)、コタニワタリ(学名:Phyllitis scolopendrium)です。なんとなく違いがあることがわかりますが、マニアックな切手です。
ざっくり調べてみましたが、特にリヒテンシュタインがシダ研究の最先端をいっていたり、シダがたくさん見られる国というわけでもなさそうです。
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カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ《エルベ渓谷の眺め》の切手(発行年不明)
ドイツロマン主義を代表する画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(C. D. Friedrich)の《エルベ渓谷の眺め》の切手です。発行年は書かれていませんが、おそらくフリードリヒ生誕200周年の1974年に発行されたものではないかと思います。
フリードリヒは、厚い雲海に対峙して岩の上に立つ若い男の後ろ姿を描いた《雲海の上の旅人》、廃墟となった修道院に棺を抱いて入る謎の人々を描いた《樫の森の中の修道院》など、観る人にいろいろと想像をさせる画家です。
暗い色調で描かれた木の重い存在感を感じる作品です。これはモミの木でしょうか。フリードリヒは《山脈の十字架》などでもモミの木をドラマチックに描いています。
エルベ渓谷はドイツ東部のエルベ川の上流域に形成された渓谷で、その美しさからかつてはユネスコの世界遺産に登録されていました。しかし、景観を損ねる近代的な橋を建設したことで、2009年に登録抹消されてしまいました。
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レソトの花と蝶の切手(発行年不明)
レソトの花と蝶の切手です。
黄色い花にとまったホシボシキチョウ(学名:Eurema brigitta)と、うす紫の花にとまったルリボシタテハモドキ(学名:Junonia hierta cebrene)が描かれた切手です。
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次回も引き続き植物の切手をご紹介します。
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