【ポストカード】コレクション⑬ 19世紀ロシア・東欧

ポストカード

19世紀のロシア・東欧のポストカードコレクションです。

イワン・クラムスコイ「月明かりの夜」


Kramskoi, Ivan Nikolaevich「月明かりの夜」, 1880年, 油彩, トレチャコフ美術館

2018年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」にて購入したポストカードです。

クラムスコイといえば有名な「忘れえぬ女」(原題は「見知らぬ女」)ですが、あえてこの少し地味な作品を選んでみました。

夜の庭園で、素晴らしく美しい白いドレス(土で汚れないか心配)をまとった若い女性が、物思いにふけっています。月明りが彼女をやさしく照らしています。夜特有のくぐもった空気感や、月光のやわらかさが丹念に描かれ独特の雰囲気を醸し出しています。

イリヤ・レーピン「画家レーピンの息子、ユーリーの肖像」


Repin, Yefimovich「画家レーピンの息子、ユーリーの肖像」, 1882年, 油彩, トレチャコフ美術館

2009年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」にて購入したポストカードです。

ロシア・リアリズム美術の画家集団「移動派」の代表作家であるレーピンは、風俗画、歴史画、肖像画など幅広い分野で活躍しました。

この絵は息子ユーリーを描いたもの。こちらをキッとみつめる可愛らしい少年です。背景の織物の赤が彼の存在感を引き立たせています

愛くるしい姿が好評を博したのか、2012年に同じくBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展」でも出展されていました。

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ヴィクトル・ヴァスネツォフ「雪娘」


Vasnetsov, Viktor Mikhailovich「雪娘」, 1899年, 油彩, トレチャコフ美術館

同じく「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」にて購入したポストカードです。

雪娘(スネグーラチカ)とは、ロシアの民間伝承における、雪で作られ命を吹き込まれた少女です。
白い帽子と白いロングコートを身にまとった雪娘が、少し不安そうに空を見上げています。
冬が終われば儚く消えていくであろう彼女の存在がせつなく感じられる、幻想的な作品です。

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レオン・ヴィチュウコフスキ「ある時まなざしに気づいた」


Wyczółkowski, Leon Jan「ある時まなざしに気づいた」, 1884年, 油彩, ワルシャワ国立美術館

2010年に東京富士美術館にて開催された「ポーランドの至宝 レンブラントと珠玉の王室コレクション」にて購入したポストカードです。

ポーランド・リアリズムを代表する画家レオン・ヴィチュウコフスキの作品です。

これは・・・色恋沙汰の気配!匂わせタイトル!ピアノを教えている男の視線がいやらしくてリアルですね。女性の黄色のドレスがとてもよく映えています。奥にある花や壁紙の描き方、人物の表情などが動き・音楽を連想させ、その場に居合わせているような感覚を持ちます。

ロツ・カーロイ「春―リッピヒ・イロナの肖像」


Lotz, Károly「春―リッピヒ・イロナの肖像」, 1894年, 油彩, ハンガリー・ナショナル・ギャラリー

2019年に国立新美術館にて開催された「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」にて購入したポストカードです。

ロツ・カーロイは19世紀ハンガリーの壁画芸術を主導した画家で、肖像画家としても人気を博しました。
モデルは16歳の少女。憂いをたたえた表情が日本人好みですね。透き通るような白い肌、服の質感、春の花々などがエレガントに描かれています。

春を象徴した絵のようですが、同時に思春期が終わり、大人に近づく微妙な年齢の女の子の不安定さも表しているようです。

シニェイ・メルシェ・パール「紫のドレスの婦人」


Szinyei Merse Pál「紫のドレスの婦人」, 1874年, 油彩, ハンガリー・ナショナル・ギャラリー

同じく「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」にて購入したポストカードです。同展のメインビジュアルとなり、人気を博した絵で、「ハンガリーのモナリザ」とも称されています。

モデルは画家の妻で、当時大流行していたタフタのバッスルドレスをまとっています。紫色と草原の緑、空とのコントラストが美しい。割と大きな絵で、眺めていると圧倒されるものがありました。

次回は、バルビゾン派のポストカードをご紹介します。

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