【ポストカード】コレクション⑰ 漫画その3

ポストカード

前回に引き続き漫画関連のポストカードコレクションです。
24年組の萩尾望都先生、山岸凉子先生のイラストです。

萩尾望都『ポーの一族』


左:萩尾望都『ポーの一族』「ポーの一族」扉絵原画, 1972年
右:萩尾望都『ポーの一族』「エヴァンスの遺書」扉絵原画, 1975年

2019年に松屋銀座ほか各地を巡回した「デビュー50周年記念 萩尾望都 ポーの一族」にて購入したポストカードです。
全30種もポストカードがあり、すべて欲しかったのですがそういうわけにもいかないので厳選して10枚ほど購入したうちの2枚です。

萩尾先生はカラーも繊細で美しい。左のほうは、輪郭線が緑になっているのが面白いです。
装飾的な植物の描き方は、西洋絵画の影響があるようです。

萩尾望都『訪問者』


萩尾望都『訪問者』, 1980年

こちらも「デビュー50周年記念 萩尾望都 ポーの一族」にて購入したポストカードです。

『訪問者』は『トーマの心臓』の登場人物の一人オスカーに焦点を当てた中編。
1980年の作品で、線は細く、カラーはさらに繊細になっています。

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山岸凉子『日出処の天子』


山岸凉子『日出処の天子』, 1980年?

2016年に弥生美術館で開催された「山岸凉子展『光-てらす-』―メタモルフォーゼの世界―」にて入手したポストカードです。

カラー原画の妖艶かつ繊細な美しさは格別でした。萩尾先生が西洋絵画なら、山岸先生は日本画に影響を受けているんだなと思いました。
『日出処の天子』で刀自古が化粧しているシーンとか岡本神草《口紅》を、『着道楽』は鏑木清方の《露の干ぬ間》を彷彿とさせますし、どの短編か忘れましたが、川端龍子の《夢》のオマージュもあったような。

先日、サントリー美術館の「聖徳太子 日出づる処の天子」展に行きまして、山岸凉子先生の展示もあるということでしたので、ポストカードを楽しみにしていたのですが、この右のものと同じものしか売っていませんでした・・・がっかり。

次回も引き続き漫画関連のポストカードをご紹介します。

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