私の切手コレクションのなかから、お気に入りのものを紹介します。
ポーランド、パラグアイのヨハネ・パウロ2世の切手を5種ご紹介します。
ヨハネ・パウロ2世とは
いまさら説明不要かもしれませんが、一応おさらいということで簡単に説明しますと、ヨハネ・パウロ2世はポーランド出身の第264代ローマ教皇です(在位:1978年10月16日から2005年4月2日)。
史上初のポーランド人教皇であり、各国を飛び回る“空飛ぶ教皇”として精力的に活動。ポーランドの民主化運動を主導した自主管理労組「連帯」を支持し、東欧諸国の民主化に貢献した側面もあり、ポーランドではいまだ尊敬を集める存在です。
ヨハネ・パウロ2世ポーランド訪問記念切手(1983年)
ヨハネ・パウロ2世の2度目となるポーランド訪問(1983年6月16日~23日)を記念して発行された記念切手です。
まだ63歳のころということもあってか、イラストの顔がお若い。目力が印象的な切手です。
テキスト:R. Dudzicki(おそらく画家・イラストレーター名)、PWPW(有価証券印刷所?)
ヨハネ・パウロ2世のパラグアイ訪問記念切手(?)(1988年?)
発行年や何を記念しているか明記されていませんが、1988年のヨハネ・パウロ2世のパラグアイ訪問を記念して発行されたものではないかと推測します。
左下はルーベンスの絵で、東方三博士を描いたものっぽいのですが、詳細不明。パラグアイにある絵なのかなーと思いましたがよくわからず。右下はパラグアイの首都アスンシオンにある聖母被昇天大聖堂です。
この2枚の切手は右肩にちょこんとヨハネ・パウロ2世が入っているのが面白いです。
テキスト:LITO. NACIONAL PORTO PORTUGAL
ワールドユースデ―1991(1991年)
1991年にポーランド南部の都市・チェンストホヴァで開かれたワールドユースデ―1991を記念して発行された記念切手です。
ワールドユースデ―とは1984年にヨハネ・パウロ2世の提唱で始まった青年カトリック信者の年次集会のこと。記念切手がたびたび発行されているようです。
私は長らくこの切手をスポーツ選手か何かのものと勘違いしていました・・・。なぜでしょう。
背景に大胆に敷かれた水色が爽やかです。やさしいお顔です。
テキスト:J. Wysocki(おそらく画家・イラストレーター名)、PWPW(有価証券印刷所?)
ワールドユースデ―1992(1992年)
左はステファン・ヴィシンスキー枢機卿で、同じくポーランド人です。
これ、確証がもてませんが、発行は1992年ですけどワールドユースデー1991の切手の可能性も。というのも、右上の紋章のなかにブラックマリア(チェンストホヴァの聖母)がいるようなので。どなたか詳しい方教えてほしいです。
表面がツルツルしていない、ちょっと薄めに感じる切手です。
テキスト:M. Jedrysik(おそらく画家・イラストレーター名)、PWPW(有価証券印刷所?)
ヨハネ・パウロ2世在位15周年記念切手(1993年)
1993年に発行されたヨハネ・パウロ2世在位15周年記念切手です。
20000ZŁ(ズウォティ)とあり、高価なようにみえますが、1995年のデノミ以前(旧10,000złが新1złに切り下げ)のものですので、普通の切手の価格かと思います。
サン・ピエトロ大聖堂を背景に、横顔で少し上を仰ぎ見るヨハネ・パウロ2世のイラストが入っています。祭服の朱色に合わせてか、全体的に暖色でまとめた、やさしい印象の切手です。
テキスト:J. Wysocki(おそらく画家・イラストレーター名)、PWPW(有価証券印刷所?)
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こんな感じで今後もポツポツとお気に入りの切手を紹介していきます。
次回は、バチカン市国の切手をご紹介します。
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