日本のやきもののポストカードを集めました。
戸栗美術館、出光美術館にて購入したものです。
《色絵 藤花文 瓶 伊万里》
《色絵 藤花文 瓶 伊万里》, 17世紀後半, 戸栗美術館
だらんとした藤の花弁と、くにゅんとした蔓がリズミカルに描かれています。
ポストカード裏面の説明によると、「古九谷様式から初期輸出タイプへの発展が感じられ、過渡期の様相を呈している」とのこと。
渋谷・松濤の住宅街にひっそりとたたずむ戸栗美術館には、実業家の戸栗亨が蒐集した東洋の陶磁器が多数展示されています。2階建てでけっして広くはありませんが雰囲気がよく、庭園の眺めも楽しめるおススメの美術館です。
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《色絵 丸文 蓋物 伊万里》
《色絵 丸文 蓋物 伊万里》, 17世紀後半, 戸栗美術館
毘沙門亀甲文を地として、白の丸文が入った蓋物です。朱色と白とのバランスがすてきです。つまみや脚の部分もかわいらしい。
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《青磁染付 樹鳥文 葉形三足皿 伊万里》
《青磁染付 樹鳥文 葉形三足皿 伊万里》, 17世紀後半, 戸栗美術館
美しいミントブルーの青磁釉が施された大皿。フチがうねっていますが、これは葉を象っているそうです。松にとまった尾長鳥のくりっとした目がかわいらしい。
このバランスがいいですね。実際にお皿として使う際は、盛り付けはどのようになるのかな。
(参考資料:戸栗美術館ウェブサイト「学芸の小部屋」2005年5月号)
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《色絵蓮葉に菱文大皿 古九谷》
《色絵蓮葉に菱文大皿 古九谷》, 江戸時代前期, 出光美術館
こちらは出光美術館の所蔵品です。2018年に同館にて開催された「色絵 Japan CUTE !」で購入したポストカードです。この大皿は展覧会チラシにもチラリと登場しています。
実物を見た時、「菱の文様の上に写実的な蓮葉があるって面白いな!」と思いました。リアリティラインがおかしいっていうか。現代的なセンスです。
やきもののことはよくわからないのですが、江戸時代前期としてもよくある意匠なのでしょうか?
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次回は蒔絵のポストカードの紹介をしようと思います。
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