私の切手コレクションのなかから、お気に入りのものを紹介します。
1985年から1988年にかけてのスペインの国際切手博の切手です。
1985年のスペイン国際切手博の切手
1985年のスペイン国際切手博の切手です。この年はマドリッドにて10/18-27に開催されたそうです。
描かれているのはプラド美術館。正面からとらえるのもいいですが、このような角度でも威厳があっていいですね。
|
1986年のスペイン国際切手博の切手
1986年のスペイン国際切手博の切手です。アンダルシア州コルドバで10/9-18に開催されたそうです。
コルドバは8世紀から13世紀までイスラムの支配下にあり、現在もイスラム時代の文化を伝える歴史的建築物が遺されています。
描かれているのは伝書鳩。定かではありませんが、1022年に神学者・法学者・詩人のイブン・ハズムが著した、コルドバが舞台の恋愛書・詩集『鳩の頸飾り』が元ネタなのかもしれません。伝書鳩に恋文をつけたというエピソードがあるそうです。
渋い絵柄で、イスラムの文様もちりばめられており好きな切手です。
|
|
1987年のスペイン国際切手博の切手
1987年のスペイン国際切手博の切手です。期間は10/24-11/1で、はっきりと描かれてはいませんが、おそらくこの年はバルセロナで開催されたのでしょう。サグラダ・ファミリアなどが描かれていますし、中央のリレー選手は、1986年のIOC総会で1992年バルセロナオリンピックの開催が決まったことを受けて描かれたものと思われます。
絵柄は・・・いまいちかな。味があるっちゃあるんですが、色合いがあまり好きではありません。
|
1988年のスペイン国際切手博の切手
1988年のスペイン国際切手博の切手です。この年はナバーラ州のパンプローナで6/25-7/3に開催されました。パンプローナは牛追い祭りやヘミングウェイの『日はまた昇る』の主な舞台として知られるスペイン北東部の町です。
パンプローナは城塞都市だそうで、描かれているのは星型につくられた要塞です。
左には南米大陸の一部が描かれていますが、これはコロンビアの同名の姉妹都市を指しています。16世紀にスペイン人が南米を侵略した際に、同市にちなんで名付けられたのだとか。
|
次回はポストカードに戻って、広告にまつわるものをご紹介します。
コメント