私の切手コレクションのなかから、お気に入りのものを紹介します。
今年は寅年ということで、虎およびネコ科動物が描かれた切手です。
ドラクロワ《虎》の切手(1982年)

キューバのハバナ国立美術館所蔵品です。作者は、《民衆を導く自由の女神》で知られるドラクロワ。
ドラクロワが生きた19世紀フランスにはすでに動物園がありましたので、実物をみて描いたのかもしれませんが、ペットとして飼っていた自分の猫をモデルにした可能性もあります。
ヨーロッパの画家が、ライオンではなく虎を描いているのが意外なように思いますが、ドラクロワはルーヴル美術館所蔵が所蔵する《母虎と戯れる子虎》や《虎と蛇》など、他にもいろいろと虎の画やデッサンを描いています。
《虎と蛇》はアンリ・ルソーの《熱帯嵐のなかのトラ》のインスピレーションになったとか。
ドラクロワ自身は、ルーベンスの描く虎に影響を受けた可能性があるとのこと。
ルーベンス→ドラクロワ→アンリ・ルソーという、一見関連がなさそうな3人が虎というキーワードでつながるとは。
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マレーシアの虎の切手(発行年不明)

トラ(学名:Panthera tigris)の切手です。マレー半島の熱帯雨林に生息しているマレートラかしらん。ぶっとい脚で恐ろしい顔ですが、しっぽはくるんとしていてネコ科の動物だということを思い出します。
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日本の寅年のお年玉切手(1962年/1986年)
何の変哲もない日本のお年玉切手です。張子の虎ですね。
急にネタ切れ感が出てきました。意外と虎の切手って持ってないことに気づいたのです。
というわけで、この後は虎ではなくネコ科動物を紹介します。
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チェコスロヴァキアの豹の切手(発行年不明)

チェコスロヴァキアの豹の切手です。全身だけでなく顔のアップも入れてくれているのが優しい。
全体的に丁寧に描かれていますが、ちょっと目がイっちゃっているような気も。
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モンゴルのチーターの切手(1991年)

モンゴルの切手ですが、チーターはアフリカ大陸にしか分布していないので、特にモンゴルに分布する動物を描いたシリーズというわけではないようです。
チーターってもうちょっとかわいくないか?この切手ではどよーんとしていて、二日酔いでむくんだ顔のようです。
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ハンガリーの豹の切手(1981年)

豹といえばしなやかでセクシーな動物ですが、この切手のイラストはいまいちですね。
振りむいたポーズがぎこちなく感じます。
次回の切手紹介のテーマは検討中です。とりあえず次の更新では、ポストカードに戻って、音楽に関連するポストカードをご紹介します。



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