【ポストカード】コレクション㉒ 鳥その2

ポストカード

前回に引き続き、鳥にまつわるポストカードコレクションです。

ポンペイ出土の壁


ポンペイ出土《庭園の風景(南壁)》, 1世紀

ポンペイで出土した壁に描かれた、薔薇の枝をついばむ小鳥です。補修したのかもしれませんが、こんなに発色よく残っているとは。脚の部分の描きこみの正確さが好きです。

『鳥類図鑑』より「クロヅル」


『鳥類図鑑』より「クロヅル」, 1693頃-1710年, ウプサラ大学図書館

2018年にインターメディアテクにて開催された「ルドベック・リンネ・ツュンベルク――ウプサラ博物学三代の遺産より」にて購入したポストカードです。
スウェーデンの偉大な自然史学者であるオロフ・ルドベック、カール・フォン・リンネ、カール・ペーター・ツュンベルクゆかりの物品を展示するという趣向で、こちらはオロフ・ルドベックらによる『鳥類図鑑』からの抜粋です。

マジメに克明に描かれているはずなのに、どことなく感じるユーモアが面白いです。

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モア科卵殻化石


モア科卵殻化石

こちらもインターメディアテクにて購入したポストカードです。
モア科卵殻化石の複製とのことです。ご存じのとおりモアはニュージーランドにかつて生息していた巨大な鳥です。卵の大きさも並ではありません

厚みがあり、発色もよく高級感のあるポストカードです。

フランス・スネイデルス《鳥のコンサート》


Frans Snyders, 1630年代-1640年代, エルミタージュ美術館

2017年に各地を巡回した「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」にて購入したポストカードです。

ご覧の通り楽しい絵です!フクロウの指揮のもと(?)、さまざまな種類の鳥たちが大合唱しています。でも中には美声とはいえない鳥も混じっていますね。まあ、参加することに意義があるのでしょう。

川村清雄《鸚鵡》


川村清雄《鸚鵡》, 20世紀前半, 目黒区美術館

目黒区美術館で購入したポストカードです。

これはキバタンでしょうか?片羽を広げて何やら騒いでいるようです。よく見ると右の方に蝶が舞っているのがみえますので、蝶に驚いたのでしょうか?イキイキとしたポーズで、鳥の躍動感が感じられます。口の開き具合とかとてもリアルです。背景の赤色は朱漆。キバタンの白さがよく映え美しい作品です。

作者の川村清雄はパリやヴェネツィアなどに留学し油画技術を学んだとのこと。日本画と西洋画の融合が図られた絵だと思います。
川村清雄の展覧会は【展覧会チラシ】2012年下半期 私的ベスト10でも紹介しました。

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12/29から1/3まで更新をお休みします。次回のポストカード紹介は海外のポスター作品にしようかと思います。
よいお年を!

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